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カンジダに感染した際の治療法

2019年12月05日
薬を飲んでいる男性

カンジダはデリケートゾーンに頻発する感染症の一つで、特に膣で異常増殖し炎症症状を来すことがよくあります。男性でも性器に症状が出る場合があるものの、圧倒的に女性が罹患することが多い傾向がみられます。実に日本人女性の5人に1人は、生涯に一度は膣カンジダを経験するとされています。

カンジダとはカビの一種で、水虫の原因となる白癬菌などの近縁の真菌になります。カビの一種であることから温かい環境と水分が存在する限りどこにでも生息しており、人体の皮膚の他、口腔粘膜や消化管粘膜や性器粘膜などに日頃から生息しています。誰の身体に生息していても珍しくないため、いわゆる常在菌の一種と認識されているのです。

常在菌とは人体に生息している微生物の総称で、病原性が明らかなブドウ球菌のようなものから、乳酸菌やビフィズス菌などのように、腸内フローラを構成し有益な機能を果たしている種類も存在しています。カンジダはそのどちらにも属さない日和見菌の一種です。免疫力が健常なレベルで維持されていれば病原性を発揮することはありません。

しかしストレスや妊娠初期など体調が不安定なときや、体調不良で免疫力低下などのコンディションになると膣で爆発的に増殖することになります。すると外陰部の痒みや発疹などの炎症症状の他、特徴的なカッテージチーズ上のオリモノが増加するなどの症状がみられるようになります。ストレスや体調不良は免疫力低下の主要な原因になりますが、妊娠初期に膣カンジダが頻発することも知られています。妊娠中は胎児を育てるために、普段のコンディションとは大きく異なります。つわりの影響で体調不良になりがちなのも、カンジダ症が頻繁に発生する原因と考えられています。

治療法の基本は、適度に膣内を洗浄することで清潔を保つことと、異常増殖したカンジダ菌の増殖を抑制するために、抗真菌薬を投与することにあります。主な治療法はエンペシドクリームの塗布にあります。エンペシドクリームとはイミダゾール系の抗真菌薬のことで、カンジダの細胞膜合成を阻害し殺菌・静菌効果を発揮します。外陰部など発疹や発赤などの症状が観察される部分に、エンペシドクリームを直接塗布するというのが一般的な治療法です。またより効果的に治療するために、エンペシドの膣錠などを挿入する治療法が併用されることもあります。

カンジダは全身状態に密接な関係を持っています。再発を防ぐためにも、体調管理に配慮することが大事です。

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